魚沼市(新潟) 唐松山(1079.4m)、猫岩(1008m)、上権現堂山(997.7m) 2020年10月31日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 6:15 登山口−−6:47 滝見台−−7:29 主稜線(上権現堂山分岐)−−8:07 954.3m三角点−−8:23 猫岩を巻く−−8:51 唐松山 9:06−−9:32 猫岩 9:34−−9:50 954.3m三角点−−10:17 上権現堂山分岐−−10:48 上権現堂山 10:50−−11:05 上権現堂山分岐−−11:25 滝見台−−11:38 登山口

場所新潟県魚沼市
年月日2020年10月31日 日帰り
天候曇後晴
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場登山口手前に駐車場あり
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望唐松山:360度の大展望  猫岩:360度の大展望  上権現堂山:北東〜東〜南に展望開ける
GPSトラックログ
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コメント以前から登ってみたかった唐松山へ。登山口へはダートだが普通車で問題なく走行可能。登山道はしっかりしている。紅葉はいい感じ。標高は低いが豪雪地帯らしい植生で尾根上に背の高い木が少なく展望が開けた場所が多い。唐松山登山道は猫岩の南を巻くが猫岩は西側から登山道あり。越後三山は既に白くなっていた。霞んでいたが北アルプス後立山まで見えた




登山口手前の駐車場 最初は短い林道歩き
溜池群はほとんどが水を抜かれていた 登山口
紅葉の尾根を登る 唐松山山頂が見えている
滝見台 滝見台から見た不動滝
滝見台から見た西側の展望
標高530m付近 標高530m付近から見た荒沢岳
標高530m付近から見た越後駒ヶ岳 標高530m付近から見た八海山
標高600m付近から見た越後三山方面
標高640m付近から見た北信、頚城山塊の山々。火打山、焼山の白さが際立っていた
641m肩から主稜線を見上げる 780m肩で主稜線に合流
標高810m付近から見た954.3m三角点峰 標高840m付近
標高880m付近 954.3m三角点
標高940m付近から見た猫岩、唐松山 猫岩西側直下。唐松山へは右の巻き道へ
猫岩西側直下から猫岩を見上げる 巻き道にあった小さな洞窟
巻き道を終了して東側から猫岩を見る。これは確かに通過不能だ 展望のいい稜線が続く
奥の三確定のピークが唐松山 唐松山山頂。道はここでおしまい
唐松山から見た北〜東〜南〜南西の展望(クリックで拡大)
唐松山から見た南〜西〜北西の展望
唐松山から見た後立山。爺ヶ岳から越後三山が見えたことがあるが唐松山も見えていたようだ
唐松山から見た弥彦山、角田山
帰りがけに猫岩に登る。巻き道から尾根を直進 猫岩山頂。唐松山同様に大展望
猫岩から見た360度展望写真(クリックで拡大)
猫岩から西を見ている すれ違った初老のご夫婦
登山口分岐。次は上権現堂山へ 天候が回復して日が差すと暑い!
上権現堂山山頂 先客が下権現堂山方面へ出発するところだった
上権現堂山から見た南〜西の展望
上権現堂山から見た利根川水源山脈の一部 上権現堂山から見た毛猛山
「鬼の穴降り」とは何だろう?
上権現堂山東直下から見た東側の展望(クリックで拡大)
登山口へと下る。紅葉の盛り 季節外れのツツジの花
登山口 駐車場は満杯に近かった


・いつか登ろうとは考えていたが登山道がある山なのでずっと後回しにしてきたが、このエリアで残雪無しで登れる山は残り少ないため足を向けることにした。翌日は尾瀬前衛のシシバナ峰を狙っているので体力をセーブするため下権現堂山はカットすることにした。

・中越地方は富山/岐阜県境の山々と比較すれば近くて助かる。飯山経由の国道117号線で魚沼地方に入った。登山口は上権現堂山南側の地形図で小さな池マークがいくつもいある場所で、そこに書かれた車道を奥へと進む。途中からダートに変わるが路面状態は良好で頻繁に車が入っていることが分かる。

・杉木立が駐車場。この先に登山口があるが車が止められるのはここだけ。それに登山口まで歩いて数分しかかからない。

・まだ薄暗い時刻に出発。まだ雲が多いが天気予報では今日と明日は晴れの予報。よって雨具は持たなかった。

・短い林道を歩いて登山口から小尾根に取り付く。登山道は思ったより良好で道幅は広く体に触れる藪は皆無。ただしオーバーユースらしく表土が流出して滑りやすい赤土がむき出しになっている区間が多く、登りはともかく下りは滑らないよう注意が必要だ。首都圏と違ってそれほど多くの登山者が来るとは思えないが、この状況を見る限りは人気の山らしい。

・豪雪地帯らしく標高が低いにもかかわらず背の高い立木は皆無で、まるで森林限界を迎えそうな雰囲気。よって植生は密生した背の低い矮小な灌木で、もし登山道が無かったら短い距離でも藪を漕ぐのが大変だろう。

・登山道はずっと尾根上を上がっていく。標高500m峰で「滝見台」の標識が登場。正面左手には水量は多くはないが落差のある立派な不動滝が見えている。ここから距離は2,300m程度であろうか。

・尾根は矮小な木しかないのでずっと展望がいい。振り返ると正面に越後駒ヶ岳と八海山が見えている。つい先日の雪で上部は思った以上に白くなっていた。今年は近年の中では積雪が早い方ではないだろうか。

・標高780mで東西に延びる主稜線に乗る。ここには左は上権現堂山、右は唐松山の案内標識がが出ているが、そこに書かれた現在地の標高は840mとなっており誤りだ。まずは右の唐松山へ向かう。

・これまで登ってきた枝尾根とは違って954.3m三角点峰への登りは急で、フィックスロープも設置されているが登りでは使う必要はない。相変わらず赤土で滑りやすいので下りは使った方が無難だろう。

・登り切ったところが954.3m三角点峰。森林限界のような矮小な灌木しか見られず南側は切れ落ちて展望がいいピークだ。東を見るといくつかピークがあるが、最も奥が唐松山らしい。猫岩がどれなのか往路では分らなかった。

・954.3m三角点峰以降は再び展望のいい尾根に変わる。正面から見ると岩は見えないが南北が切り立ったピークが猫岩で、その西側基部に案内標識が出ていて登山道は右を巻いている。正面の尾根通しは通り抜けできない旨が書かれているが、猫岩山頂に登れるのかは書かれていなかった。それは帰りに確認することにしてまずは巻き道で唐松山へ向かう。

・猫岩南を巻くルートを見上げると確かに切り立った岩場になっていて、巻き道はほぼその基部に沿って付けられていた。巻き終わって尾根に戻って猫岩方面を見ると恐竜の背のような岩の連続で、確かにこれでは東側からは登れないし下れない。たぶん通過不能はこの岩のことで、さっきの巻き道を直進すればおそらく猫岩山頂には行けそうだと感じた。

・1060m峰を越えてその奥のピークが唐松山山頂であった。山頂周囲はこれまで同様に矮小な灌木しか生えていないので標高1000m程度しかないのに展望は良好で360度の見晴らしあり。東に見えている鋭い峰は毛猛山塊の桧岳に違いない。あそこに残雪期に登ったのはもう10年以上前だったかなぁ。桧岳がでかすぎて盟主の毛猛山の存在感が薄い。右手には大鳥岳から未丈ヶ岳にかけての稜線も見えている。その、右手には鷲が羽を広げたような荒沢岳。北斜面を見ている影響もあるだろうが結構に白い。その右は越後駒ヶ岳と八海山。さらに右手には谷川岳方面と苗場山、奥志賀高原の山々、飯縄山、黒姫山、妙高山、火打山、焼山と続く。火打山、焼山はひときわ白さが目立った。飯縄山付近の奥には微かに白い峰々が見えるがほとんど判別不能。間違いないなく後立山だろう。帰宅後に「写真判定」したら蓮華岳〜鹿島槍ヶ岳であった。爺ヶ岳から越後三山や毛猛山、浅草岳、守門岳が見えたことがあるので唐松岳も見えて当然だが、標高が低いので爺ヶ岳から見ると毛猛山等の中腹に紛れてしまって判別不能だ。北西方面には刈羽黒姫山、米山、角田山、弥彦山が目立つ存在。北は守門岳、浅草岳が大きい。

・休憩して往路を戻り、往路では巻き道に入った箇所で直進して猫岩を目指す。尾根幅はやや細いが危険を感じるようなものではなく、あからさまに岩は出ていないので普通のピークに感じる。特に危険も無く猫岩山頂にたどり着いた。ここには山頂標識は無いが唐松山同様に360度の大展望が楽しめる。

・縦走路に戻ると夫婦と思われる初老の男女が上がってきて、まずは猫岩へと登っていた。

・954.3m三角点峰から下りにかかると5,6人パーティーが登ってくるところだった。ちょうど急坂区間で適度な場所に避けて木に掴まって待機。大パーティーは賑やかだ。

・標高780mの下山口分岐で今度は上権現堂山へ。朝は曇っていたのが今は快晴となり、矮小な樹木であまり日陰が無い尾根は日差しが暑いくらい。防寒装備よりも日よけや空冷用の扇を持ってきた方が良かったかも。南向きの尾根なので特に暑いのであった。

・傾斜が緩むと上権現堂山山頂に到着。山頂部は平坦で背の低い木が多いが、人間の背丈は越えているので木がある方向には展望は良くない。唐松山はほとんどアルプスの森林限界を超えているような場所であったが、少しの標高の差で植生が結構変わるようだ。開けているのは南〜西にかけてで、唐松山のある東方向は背の低い木で展望が悪い。樹林は日陰を作るほどの高さは無いので日差しは暑いが、秋らしく体を動かさなければ快適な気温であった。先客が一人だけいたがちょうど出発するところだった。私とは反対方向の下権現堂山方面へ向かっていった。

・山頂には「鬼の穴降り」との案内標識があったが小さな洞窟でもあるのだろうか? 距離か所要時間でも書かれていれば行ってみたのだが、どのくらいの労力がかかるか情報皆無だったので訪問は諦めた。

・帰りは往路を戻る。下りではすれ違う人はいなかった。

 

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